卒業生の声

西村 信一

中医学科卒業 西村 信一

医師(西村医院院長)

天満の教室で先生方に情熱をこめられた講義をしていただいたのは阪神大震災の年の春でしたが、その後5年程も在籍させて戴き勉強することができました。
現在8割位の患者さんには漢方を使用し、站功や三線放松功も治療の一つとして取り入れており、中医学は重要な方針と道具になっています。
漢方併用は一般的印象とは逆に即効性が得られますし、経過も穏やかになる例が多いです。習慣性に陥り易そうな方には漢方使用は特に有意義であります。
予想外の効果がしばしばあり、中医学の奥深さを感じることも多くあります。また、「気」については、その概念に変遷はあるにしろ、
実践する中ではやはり実体的なものと感じられ、私にはますます奥深さの印象が増している昨今であります。