卒業生の声

篠原明宏

中医学科卒業 篠原 明宏

薬剤師(安博株式会社取締役)

遡ること2010年。薬剤師となった私ですが「薬の専門家」としてきちんと漢方薬というものを理解しているのかと疑問を感じ本校に入学をいたしました。独学では曖昧にしか理解をできなかった中医学のことを、本校の専門的な学習を通じ理解を深めることができ、更に中医学というものが非常に理論的かつ体系的に優れた学問である事に魅了された私は上海にある本校へ留学もいたしました。しかし帰国後は10年近く、いわゆる普通の保険薬局に従事してまいりました。現場では西洋薬中心となっております。日々の業務の中で中医学・西洋医学それぞれの良いところがあるためどちらかに偏るのではなく双方からの専門的な目線で患者様にアプローチする必要性があると強く感じております。
また昨今、薬の過量投与などが問題視され、予防医学が注目を集めております。中医学は決して「昔」の医療ではなく「未来に繋がる先進的」な医療です。
今後大きな変革を迎えるであろう医療業界において、本校のような専門的な場で中医学を学んだ事は私にとって非常に大きな力になると信じています。